ランディングページ強化策 キャッチフレーズで掴め[第1章]
離脱されないキャッチフレーズ、20の手法
よく効くキャッチフレーズとはどのようなものなのか?どうしたら作れるのか?ダイエットから英会話教室、人材紹介、化粧品、デザイン制作まで、幅広いジャンルの商品、サービスを例にとって代表的な20の手法に分け、掴みのキャッチフレーズを書いてみました。ランディングページだけでなく、カタログやパンフレット、チラシの商品広告のコピーを書く場合、店頭のPOPのフレーズを書く場合にも、きっと参考になると思います。ちなみに、以下のキャッチフレーズは、20の手法に分けてわかりやすい例として書いたもので、一部を除いて、実例から取ってきたものではありません。万が一、そっくりなキャッチがあったとしても、偶然ですのでご容赦ください。
手法①[直球]
食べてキレイに!即効ダイエット。(ダイエット)
なんだ、そのまんまじゃないか、と、軽く見てはいけません。まっすぐなストレートは、わかりにくい変化球に比べてはるかに心に届きます。ただし、余計な言葉、不要な要素をできるだけそぎ取ることが肝です。「食べて」→ガマンしなくていいの?「キレイに」→美しく痩せられるのはいいなあ。「即効」→短期間で効くみたい!「ダイエット」→うん、ダイエット。ダイエット。ダイエット。
内容がストンと腹に収まる。余計な誤解を生まない。それが①直球作戦のいいところです。
手法②[決めつけ]
英語学習で何度も失敗したあなたに。(英会話教室)
これもよくありそうなフレーズです。決めつけですが、いいんです、決めつけちゃって問題ありません。なぜなら、英語上達をめざして失敗した人は、世の中にいっぱいいるからです。そして、そんな皆さんをターゲットにするのが、まさに英会話教室、英語学習教材の販売なのですから。みんな失敗、挫折を経験済み。多分…何度となく。だからほぼ全員が耳を傾けるのです。キャッチは「英語学習で何度も失敗したあなたに」何をしてくれるかは言っていません。でも、読んだ人は想像するのです。今度こそ、私に合った学習法が見つかるかも。
手法③[事実]
私はコレで眠れるようになりました。(寝具)
昔ヒットしたCMがありましたね。「私はこれで(商品を指にはさんで)タバコを止めました」「私はこれで(小指を出して)会社を辞めました」覚えていらっしゃいますか。事実は強いのです。あれこれ言うより、ファクトです。実際に不眠を解消した、眠れるようになったという事実は、不眠に悩む訪問者にとって、何よりのインセンティブです。「私はコレで眠れる様になりました」と言われたら、枕でしょうか?マットレスでしょうか?はたまたアロマでしょうか?不眠に効く「コレ」をもっと知りたくなるのが人情でしょう。そして、ひと膝乗り出し、興味を持って商品サービスの内容に耳を傾けていただく。LPのキャッチの任務完了。
手法④[実績]
成約件数日本一の人材紹介バンクです。(人材紹介)
事実と同じように人を引きつけるものは、実績です。キャッチコピーや説明文を読んで、どんなに素晴らしい製品やサービスだとわかっても、実績が少ないとどこか心配になるのが人というもの。逆に、広告の文章など何も読まないうちから、「成約件数日本一」などと立派な実績を掲げられると、無条件に心がポジティブにその会社を受け入れてしまうのも、恥ずかしながら、私たち一般生活者の本性なのです。ですから、信頼が重んじられる商品やサービスでは、実績を悪びれずに堂々とアピールすることは大きなアドバンテージになります。